サムネ用
まず結論から言いたい。
この区分け…
いる?
ハッキリ言って俺はいらないと思う。
まずスーパーだのリアルだのって何よ?マジンガーZはメカ描写がリアルだし、ボルテスは戦争・革命ものとして非常にリアルだ。ガオガイガーやエヴァンゲリオンは専門用語が飛び交う司令室にはリアルさを感じる。
ガンダムはマシンガンで傷一つ付かない超装甲と戦艦並みのビームを持っていて、ニュータイプ同士の戦いは超能力バトルだし、ボトムズに関しては主人公があまりにもオカルト超人すぎる。
一応「リアルロボット」の語源はダグラムやボトムズを手がけた高橋良輔監督の発言からだが、高橋作品はロボットがスーパーである事に整合性を付けているからリアルで面白いのだ。
そのリアルロボット代表のダグラムだってゲリラ戦の中で大活躍するダグラムというコンバットアーマーの存在はかなり「スーパー」だろう。
ゼロ年代のロボットアニメは境目が曖昧な作品が主流だ。例えば、ゼーガペインは何系ですかと聞かれて即答できる人は多分いないと思う。
極論を言うと人が乗って動かす巨大ロボットは全部「スーパー」なのだ。
スパロボ参戦作品はみんなスーパーロボットなんだよ。なぜなら「スーパーロボット」大戦だから。
ちなみに最新作スパロボ30では非常に面白い定義づけをしていて、設計段階からワンオフ前提とした機体を「特機」と、その中でも民間手導のものを「スーパーロボット」と呼ぶらしい。
まあ別にそれはいいんだ。それは本筋ではない。
俺だってヒーロー然としたいわゆる「スーパー系」が好きだから気持ちはわかるんだ。
ここからが本題。
俺がこの手の話題で気に食わないのは
4次から無印Zまであった主人公選択においてのスーパー系/リアル系。これ本当にくだらんと思う。
例えばスーパー主人公を選んだから序盤はスーパーロボット中心のストーリーになる、なんて今のスパロボの感覚じゃあ論外だよ。
だってスーパー系とリアル系の設定やキャラクターが絡み合うからこその「クロスオーバー」であり「スーパーロボット大戦」なんだよ?
お前らナデシコで何を学んだんだよ?
ここではあえてスーパー系リアル系の区分けを使わせてもらうが、
例えば30のクロスオーバーでも
「スーパー系」のガンソードのラスボス・カギ爪が「リアル系」のVガンダムのエンジェル・ハイロゥを利用しようとしたり、「スーパー系」の剣鉄也が「リアル系」のアサギのコンプレックスを理解していたり、「スーパー系」のデボネアが誕生したのは「リアル系」のアムロとシャアの戦いが原因、など挙げ始めたらキリがない。
なのでこういう型にハマった「古いスパロボ」の考えは排除して行くべきだと思う。
最後にもう一度言わせて欲しい。
スパロボの参戦作品は、皆スーパーロボットです。
だって「スーパーロボット」大戦だもん。みんなスーパーでかっこいいよ。
以上。