今回は思いつきで書くのでちょい短めです。
私は最近読んだ「ドラゴンボール」という漫画が嫌いなのだが、それでもピッコロ大魔王撃破まではそれなりに楽しめた。まあ、レッドリボン軍編でボラを本当に復活させてしまうのはノイズだったがそれでも楽しめた。
私はその後のピッコロ(マジュニア)との戦いとその決着からドラゴンボールが嫌いになり始めた。天津飯の「一度悟空に救われた世界なんだから好きに戦わせてやれ」は「いやそうはならんやろ」とは思った。が、そこは本筋ではない。まあ色々あって悟空が勝つのだが問題はそこからである。
神様は再び戦乱を起こさないためピッコロを殺しドラゴンボールを消滅させ自分も死のうとするが悟空と亀仙人が止める。
その際の亀仙人の発言がこれである。
まあ、一理ある。確かにドラゴンボールがあったから彼らの友情や成長があり世界が救われたのも事実だ。だがそれはドラゴンボールを消滅させない理由にはならない。
なぜならドラゴンボールが消えた所で今まで培った絆や成長が無かったことになるわけではないからである。
既に仲間と出会い成長を果たした後なんだから今更ドラゴンボールが消えた所で何一つデメリットはないはずだ。
むしろこの絆と成長こそが消えたドラゴンボールが「かつて存在した証」であるだろう。
そもそも、ドラゴンボールが無ければ数々の外敵が地球やナメック星に襲来する事もなかったのだ。
こんなクソみたいな美談でこのジジイはもう一度世界を危険に晒そうとしている。
しかも悟空は悟空でピッコロ(サイヤ人編で味方になるとはいえ)に仙豆を食わせ復活させ逃亡を許している。もちろん心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのでキン肉マンが改心した悪魔超人に同じ事をするのならわかるのだが、武道家(大嘘)の悟空が(当時の時点では)改心する余地のないピッコロにやった所でなあってのはある。
私はこのオチに全く納得がいっていないのでファンから不人気の「GT」のドラゴンボールが消滅するラストは好きなのだが、世界中にゴキブリのように湧いているドラゴンボールのファンはおそらくマジュニア編のラストが好きだろうし、そりゃGTのオチなんて認められないわな。
まあわかるよ。悪いのは全部俺だもん。ぜーんぶこんなしょうもない事に拘るヒーロー脳の俺が悪いんだもんね
ドラゴンボールはそういう凡百のヒーロー物とは違う()志の高い()漫画なんだもんね
んなわけねえだろ。
終わり
*1:歴史は繰り返す